有機牛乳でチーズを製造しているチーズ工房(架空)のロゴと名刺のデザインを制作しました。
今回のテーマは、原料と製造過程にこだわりのある食品加工業者のブランディングデザイン。原料と製造過程を表現し、工房のブランディングの一環としてのデザインを作ることに注力しました。
コンセプト
ブランドストーリー
チーズ工房「MEGURU CHEESE(メグルチーズ)」は、搾りたての有機牛乳を使ってチーズを製造する小さな工房です。
毎日の食卓に並ぶチーズとして、ミルク本来の味が引き出された美味しいもの、体に良いものを作ることにこだわっています。
そのため、原料は全て搾りたての有機牛乳。飼料は、牛の堆肥やホエー(チーズの副産物)を使って栽培されたものを使い、自然の循環によって作り出された優しい味わいのチーズ作りを実践しています。
オーガニック食品を好む健康志向の家庭をターゲットとし、彼らが朝食に食べるようなチーズを目指しています。
デザインのコンセプト
チーズが主要商品であることを表現しつつ、「乳牛」「搾りたての生乳」を想起させるイラストや色を使って製造過程を表現します。
また、「家庭で毎日食べるもの」「健康的な食品」というイメージを作るため、シンプルでカジュアルな印象にします。
デザイン
ロゴデザイン
搾った生乳をイメージした雫のフォルムと穴の模様、チーズを想起させる黄色を使い、搾りたての生乳で作られたチーズを表現しました。
また、工房名の字体を手書き風にすることでカジュアルで優しい印象にしています。
名刺デザイン
ロゴに合わせた黄色と、牛のイラストと牧草地をイメージした波型のラインで、放牧されている牛の生乳で作られている健康的なチーズであることを表現しています。
また、余白を多くとることで広々とした放牧地を連想させるとともに、白い背景が新鮮な生乳を想起させるデザインとなっています。